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11月24日（木）、ラポールひらかたで｢2022年度枚方市人権文化セミナー｣として、若者支援活動を続けるNPO法人 D✕P理事長の今井紀明さんを招き、講演会「孤立からつながりへ」を開催しました。
今井さんは、食料品費や電気料金が高騰する中、親などからの援助を受けられない若者の貧困が、ますます深刻化していると分析し、誰に助けを求めたらよいのかがわからなかったり、｢助けて｣と言えない若者たちのために、LINEやチャットなどを使って支援につなげていると話しました。また、これまでは就労支援などを行ってきたが、コロナ禍を受け、緊急支援として現金給付と食糧支援を実施し、受け取った若者からは｢支えてくれる人がいると思うと心が軽くなった｣などの声が寄せられたと報告しました。今井さんは、生活に困窮する若者はまだたくさんいると推測し、繁華街でのアウトリーチやコンビニ内のポスター掲示などにより、なんとか相談につなげたいと考えています。最後に、｢ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会｣が実現できるよう、一つの機関だけで支援するのではなく、企業、個人、行政、他の支援機関などが連携する必要があると、参加者に協力を呼びかけました。
当日は７６人の参加があり、「若者に寄り添った活動、本当にすばらしいと思います｣｢D✕Pの存在と意義がもっと広く知られるようになることを願います｣などの感想が寄せられました。
人権文化セミナーは、枚方人権まちづくり協会が枚方市からの委託を受け、あらゆる人権問題について学び、市民自らの人権意識を高めることを目的に、高齢者、女性、子ども、障がい者など、さまざまな人権問題についての講演会、映画等を開催しています。

チラシ「ユキサキチャットに相談してみませんか？」