新着情報

枚方人権まちづくり協会では、毎年、会員を対象に人権や平和などのゆかりの地を訪ねる現地研修会を開催しています。
２０２４年度は、１０月4日（金）に堺市堺区にある「舳松人権歴史館」と、堺市中区にある「堺市立平和と人権資料館」を訪れ、会員など３１人の参加者がありました。
「舳松人権歴史館」は、同和問題の啓発と学習を目的として、部落差別に関する歴史や実態をグラフィックや実物資料、再現模型などで紹介しています。舳松の歴史について、施設職員の方からお話を伺い、その後館内展示施設の見学とフィールドワークを行いました。
「堺市立平和と人権資料館」は、堺市の１９８０年の人権擁護都市宣言、そして堺市議会の１９８３年の非核平和都市宣言に関する決議の趣旨を生かして、戦争の悲惨さ、平和の尊さ、そしてお互いの人権や地球環境を守ることの大切さを訴え、次世代に伝えることを目的に、平成６年（１９９４年）に開設しました。施設職員の方から、展示施設、堺の大空襲についての説明をしていただきました。
バスの中では、ＤＶＤ「今そこにいる人と、しっかり出会う」（お互いを活かしあうための人権シリーズ③）と「あした咲く」を鑑賞しました。
参加者からは、「舳松の被差別部落がどのようにつくられていったかを十分学ぶことができました」「堺の空襲でたくさんの方々が死傷されたこと悲しく残念に思います」「戦争は絶対にだめだということを痛感しました」「どちらの研修先も人権についてよく理解し学べました」といった感想が寄せられました。